
手術前の皮膚や粘膜の消毒は、感染予防における最も基本的な対策のひとつです。

皮膚の消毒は、手術部位感染や血管内カテーテル関連血流感染を防ぐための重要な基準。一般的に、皮膚消毒に高濃度のアルコールを含む製剤が使用されます。これらは、短い接触時間で細菌数を大幅に減少させることが知られています。

ドイツにおける有効性試験では、試験製剤は70%イソプロパノールと比較して劣っていないことが求められます。1991年のDGHM(ドイツ衛生微生物学会)試験法では、短期的効果に加え、24時間にわたる長期的効果(Long-term effect)が求められていました。この長期的効果は、アルコール成分によって初期段階で細菌数が大幅に減少した後、細菌の増殖が遅延することに基づいています。
一方、2002年のDGHM試験法では、このような24時間の長期的効果の証明は求められなくなりました。ここで区別すべきなのが残留効果です。残留効果は有効成分によってもたらされます。アルコールが揮発した後も、これらの成分が皮膚上に留まり、常在菌や一過性菌に対して抗菌特性を発揮し続けます。これにより時間の経過とともに細菌数がさらに減少する効果が期待されます。

残留効果を持つ製剤の使用は、長時間の手術や感染リスクが高い処置において特に推奨されます。 血管内カテーテルやその他のアクセスに関連する感染症は、重篤な場合、敗血症や敗血症性ショックにつながる可能性があります。特に集中治療室(ICU)の患者様はリスクが高いとされています。 そのため、カテーテル刺入部周辺の皮膚常在菌を持続的に減少させる目的で、挿入前の皮膚消毒には、アルコールと残留効果のある有効成分を組み合わせた製剤の使用が推奨されています。
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